Diary from New York.

完全国内派の自分が、流れに身を任せてNYへやってきた。

FABER CASTELL の万年筆。

ファーバーカステルは、250年以上の歴史を持つ、

ドイツの老舗画材・筆記具メーカーです。

私は、人生で初めての万年筆を、

自分が社会に出て初めて携わった仕事を通じて購入しました。

 

24歳の秋でした。

 

代官山のシュリュイというカフェで。

この万年筆で、ツバメノートに。

たくさんのことを書き留めました。

エルバンの、ヴィオレパンセという

鮮やかなパンジーのような紫のインクで。

 

私が迷い悩んだ時、

いつもこの万年筆が共にいました。

大切なことを整理したい時、

この万年筆を握ると、

指にかかるそのステンレスの重みと、

紙の上を瑞々しく、優しく滲むインクが、

右脳を刺激してくれる感覚を覚えます。

 

たくさん悩んで。

NYで働くためのアプローチは、

しばらくしないことに決めました。

 

だから、今はたくさん時間がある。

これから先、やりたいと思うことを、全部書き出してみようと思います。

 

そう一度決めても、

たくさんの葛藤が、

毎日毎日とめどなく溢れてきます。

それでも、ゆっくり、しっかり向き合って、

ひとつひとつの想いを自分自身が受け入れていくしかありません。

 

時の流れが穏やかなことが、

今、私の救済です。

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Chelsea Market の楽しみ方☆

今日はFriday!

色んなミュージアムが無料で入れるので、お仕事終わったら、リニューアルした新ホイットニーミュージアムに行こうと夫が誘ってくれたので、数日ぶりにManhattanまで出てきました☆

夫がお仕事が終わるまで、チェルシーマーケットで待ってようかと、随分久しぶりにやってきたのですが。なんかお店がちょいちょい変わっててとっても新鮮!

 

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ひとまず、(私的)王道のアンソロポロジーから1人マーケットツアーをスタート♡

www.anthropologie.com

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アンソロポロジー。

やっぱりかわいー!スプリングドレスもデニムワンピも気になるけど、

なぜかボタニカル柄に今更惹かれる今春。このスニーカー、可愛くないですかー?!

 

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こちらは少し着丈の短めで、ほんのり透ける薄さのサマーカーデ。

ビビッドな柑橘類がなんとも爽やかだけど、ベースはグレージュと白のギンガムだから弾けすぎてなくて◎。バックにもレモンとか描いてあってめちゃかわいー。白いコットンレースのワンピとか、デニムと合わせたい気分です♪

 

***

 

【Verrier handcrafted Pop-up store】

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www.verrierboutique.com


イベントスペースで、私の大大大好きなテイストのクラフトブランドを発見!!

ミュシャとかアールヌーボーも好きだけど、オードリーヘップバーンをモダンにイラストにしたようなテイストも大好き!!どうやらファッションデザイナーのAshleigh&Jude親子による、ファッションイラストレーションのよう。常設店や路面店はないようで?グランドセントラルやチェルシーマーケットで、ポップアップストアを定期的に行っているみたいです。ギフトカードも$8と、クオリティからするとパピルスりもお買い得感ありました!

 

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こんなカッコイイおしゃれイラスト描けたらなぁ。

何って、元々シューズ狂なのに、このメンズシューズがあることでよりセクシーな感じがよい!写真では全然分からないけど、イラストの上にはラメアートが施されていて、女心くすぐりまくりのキラキラ感です!!

 

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そして全体ぐるっと見て回ってから、安定のFat Witchでブラウニー1個テイクアウト & Nine Street Espressoで、ここ最近で一番なラテを片手に一休みでツアー終了。早い。笑

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出来たてラテ☆

イートインスペースのあるお店に入るとプチお金かかるので、一人でここに来るときは、このセットで一息つきます。笑

ファットウィッチのブラウニーは、保存できるお土産用のブラウニーは$3ですが、作りたての日持ちしないブラウニーは$1.5なので◎。贅沢なラテを頼んでもトータル$5.5。素敵ですー☆

 

観光スポットだから、中央エリアはワサワサして落ち着かず、窓際の隅っこに来たらなんだかちょうどいいガヤ感でとても落ち着くすみっこ族な私。笑

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すみっこ族中。
今日のブラウニーは、お土産シリーズにはない
ココナッツとバターなんちゃらのブラウニーを。(曖昧。笑)

久しぶりのナインストリートエスプレッソのラテは、本当にフォームミルクがシルキーで、エスプレッソは香ばしくとてもとても美味しかったです。バリスタのお兄さんもとーってもいい人なので、訪れた際は是非☆

Petrossian Boutique & Cafe

『友だちって、いいね。』という気持ち。

ここに書き留めておきたいです。

もう先月の話になってしまいましたが、

NYで出会った同い年の友人と、彼女オススメのカフェでブランチを。

 

◆◆◆

【Petrossian Boutique & Cafe】

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このペトロシアン ブティック&カフェは、隣接している高級フレンチレストラン・ペトロシアンのカフェ店舗です。ペトロシアンと同じ食材を使ったカフェメニューをお手頃にいただけるなんとも素敵なお店です。

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私は店員さんが一生懸命お勧めしてくれたのでフレンチトーストのプレートに。彼女はペトロシアン名物のスモークサーモンのベーグルを。フレンチトーストもとっっても美味しかったですが、次はスモークサーモンも食べてみよう☆

 

***

 

でも、素敵なカフェもさることながら。

彼女と会う時間が、いつもとても素敵なのです。

実は彼女もご主人のお仕事の関係で渡米を決意した駐在員の奥さま。知り合ってもう一年ほど経ちますが、境遇として似た悩みや不安を話せることはもちろん癒しです。でも一番はその対処法や改善策が私と彼女で様々違う為、とても視野が広がりそれが楽しいのですね。不安も好奇心に変えてくれるような人とは中々出会えません。

 

勉強家で、お仕事も頑張りながら、家事もお料理も完璧!でも、なんというか、「ギラギラ、ガツガツ、全身で前のめり!」な感じでは全然ないのです。笑

もともと聡明な彼女は、自然体・等身大でたおやか。この歳で尊敬できる友人に恵まれることは本当にありがたいです。そういう意味でも、自分も頑張ろうと思える。

 

うん。今改めて自分なりに頑張ろうと、またリスタートな気持ちで居るので、奮い起つ為にも彼女のことをここに残しました。

 

友人の存在って、本当に大きいですね。

 

人は鏡。

いつも尊敬する人たちと一緒にいられるように、

自分も自分らしく頑張ろうと思います

 

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「自信」はポジティブだから得られるわけじゃない。

何か次の大きなアクションを起こさなければならない時。

そして、そこに時間との戦いがある時。

自分を信じて、待つ。悩む。考える。

これは結構苦痛で、なるべく早く抜け出したい環境です。

 

だから、

『腹落ちしていないのに、自分に何かを言い聞かせて腹落ちしたと思い込んだ』

ということは、きっと誰しも一度くらいあると思います。

その方が簡単だし、楽だし。

でも、我儘になって、不安や疑問と向き合う時間を持つことは、

後々自分を信じる1つの確かな要素になります。

とても、大切なことです。

 

もしも、自分の抱えている問題が、自分だけの問題じゃない場合。

その時は、問題に関わっている人全員を巻き込んで待たせたり、

心配かけたり、一時は怒らせたりもするかもしれません。

でも、そこは進んで我儘になるのです。笑

 

とにかく、顔は笑いながら悩む。

悩むことは、次に問題を考える為に必要なステップだと思っています。

そして笑っていれば、自分も相手も、

少しだけそのもどかしい状況下での不安や不快さが緩和されます。

『こんな状況なのによく笑えるな、おめでたいヤツだ』

はある意味最高の褒め言葉です。だから、辛抱できる。

 

でも、そうやって考えている間も、

当たり前だけどただ何もせず待っていたんじゃダメで。

調べたり、相談したり、書き出して整理したり、悩みながら動く。

そういう時期に集めた情報や考えた内容は

必ず次のステップで役立つヒントにできる。

役立つ情報かどうかはべつとして、

それを自分で応用できるようになる、ということ。

 

人はネガティヴな時期にいても、

自信を培うことはできる、

と感じた3月15日でした。

 

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マンハッタン散策 第8回-Midtown vol.2-

Manhattan散策、第8回 vol.2。

ブライアントパークでの青空ランチで気分良くお腹いっぱいになったら!

 

大人らしく最高品質を。

しかし庶民でも手頃に購入できるプレシャスマインドなストアへ。

目的地はKamakura Shirts NY Madison storeです!

(残念ながら、現在は日本でもウィメンズラインの

リニューアルをしているそうで、NYではメンズのみの取り扱いです。)

 

◆◆◆

Kamakura Shirts NY】

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Kamakura Shirts Official Website |

言わずもがな日本でも一度は耳にしたことのあるこのメイドインジャパンブランドが、2012年にNYのマディソンアベニューに1号店を出店以来3年が経ちました。日本でのブランドイメージは、「実直」「堅実」といったところでしょうか。正直、華やかなブランドに比べれば、その存在感はさほど、と言ったところでしょう。しかし、世界経済の中心地であるアメリカで、このブランドはその強みを持って今も「実直」に成功を1つずつ積み重ねています。

今の私がこのブランドに感銘を受けたきっかけは、品質と費用対効果、ではありませんでした。この好き嫌いのハッキリしたNYの地で、黒字化するためのノウハウを研究し、世界進出後わずか1年の内にその答えを見つけたブランドは、2年目には営業黒字を達成します。更には2015年12月、ワールドトレードセンターの近くにあるブルックフィールドプレイスという、世界的な金融を中心とした本社オフィスも多数入っているビルの商業エリアからお声がかかり、唯一の日本ブランドとして2号店を出店しました。同じ商業エリアに並ぶのは「エルメス」「フェラガモ」「マイケルコース」と言った名だたる高級ブランドです。

彼らがNYに受け入れられた理由はただ1つ。

『命をかけて正義を貫く』という日本人らしい企業経営精神だと感じました。これは、品質、サービス、経営全てにおいて、顧客はもちろん、財産である社員からも、疑う余地のない信頼を勝ち得るために不可欠なものだったと思います。日本で培ったその信念。そしてそれがNYの金融マン達の心を掴みました。

 

***

 

実は、私は日本では鎌倉シャツを利用したことがありません!(これだけ語っておいて。笑)品物を知れば知るほど、鎌倉店、丸の内店とあんなに身近にあり、シャツ好きでありながら、その"地味さ"に素通りしてきた自分の見る目の無さを今感じています。

高級シャツ市場では13000円前後からが一般的な中、鎌倉シャツでは同品質がおよそ5000円です。SPA(Specialty store retailer of Private label Apparel:製造一貫型小売)の形をとっている為この低価格が実現するのですが、全てのリスクを背負う覚悟が必要です。(SPAの日本ブランドといえばユニクロすね)次回帰国時には是非本店へ訪れたい。 

それらの経緯を知った上で、マディソン店へ訪れてみたところ、サービスも日本の心が体現された素晴らしさでした。

 

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お店を後にし、次は情報収集に近くのブックオフへ☆するとなんと「ユナイテッドアローズ 心に響くサービス」など、サービス業界の著書を持つ丸木伊参氏の「鎌倉シャツ 魂のものづくり」が!

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この流れでは即購入です。これから読むのが楽しみです。笑

長くなってしまったので、次のお店はvol.3で。

 

H&Mの新業態、ご存知ですか?!

ウィメンズのお店なので、欲がとまりませんでした〜!

30代女性は必見です。笑

それではまた☆

マンハッタン散策 第8回-Midtown vol.1-

Manhattan散策、第8回。

今回はパブリックライブラリーでの無料ESLクラスの後、美味しいスープ専門店と、お洋服屋さんを2件回ります☆

既に馴染みがあるブライアントパーク周り。セントラルパークもいいけど、NY感が味わえるエリアで、近場に色々とあるので疲れず複数店回れるのがこのエリアの魅力。

 

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【Citizenship Test Preparation English Class-at NY Public Library-】

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先週、図書館が閉まっていて結局行われなかった『シティズンシップテスト対策』のクラスにやっと参加できました。

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シティズンシップテストとは、簡単に言うとアメリカで市民権を得たい人が受けなければならないテストです。このクラスも誰にでも開講されていて、登録不要、特にシティズンシップのテストを受けない人でも参加できるアメリカの風土や歴史、公民などについて学ぶクラスです。

クラスが終わった後は、ランチを買いにライブラリーを出てすぐの、前から気になっていたスープ専門店というお店へ☆

 

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【Hale & Hearty soups】

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haleandhearty.com

6Aveとw42stの角あたりにある、スープ専門店。入り口は小ぢんまりしていますが、中は大賑わいでした!慣れていないとサブウェイ並みにオーダーが難しい感じですが、「初めてでオーダーの仕方が分からないんだけど。。」とモニョモニョしていたら、大柄なお兄さん、親切に教えてくれました。笑

しかも購入前に全てのスープを対象に試食ができるのです!素晴らしい!

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買ったスープを小脇に抱えて、目の前のブライアントパークへ☆NYにはこうしてご飯を食べられるような公園がたくさんあるのも魅力の一つです。

 

さて!お腹がいっぱいになったら、

この日の最大の目的地としていた、鎌倉シャツNY1号店へ!! 

 

次回、第8回 vol.2では、「王道と最先端」、

アパレル業界でもある意味対極にいる2店舗をめぐります☆

 

マンハッタン散策 第7回 vol.2 - New York Public Library-

Manhattan散策、第7回 vol.2。

Greenwich VillageからMidtownへやってきました。42 St Bryant Pk駅。

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この駅の周りにもブルーボトルなどのエスプレッソバーや、デイリーユースなカフェがたくさんあります。日系の紀伊国屋書店ブックオフもある情報収集に便利な場所。そして今回の最終目的地も駅からすぐそこ。(図書館の最寄は7ラインの5Av駅です)

 

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【New York Public Library – Stephen A. Schwarzman Building】

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www.nypl.org

NY市立図書館の本館です。Sex and The Cityのキャリーが結婚式を挙げたことで有名ですね。正門の大きな二頭のライオン像が目印☆

 

実はこの公共図書館、NY市内に何箇所もあるのですが、各所で色んな種類のESLやデジタルスキルなどの無料クラスを開講しているのです!私はお金をかけずにアウトプットする場と、ノンネイティブでも同じように英語を学ぼうと頑張っている友人が欲しいと思って、とりあえずこの日は情報収集にやってきました。

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が。一歩踏み入れるなり、建築が本当に美しく、壮麗で実用的な空間に感動!インフォメーションで簡単にESLの情報を得て、とりあえずマップ片手に館内見学をすることに!

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3階建ての各フロアーには、歴史を感じられる芸術的なリーディングルームがあります。

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残念ながら圧巻の美しさを誇る3Fのローズメインリーディングルームは改装中で来年までクローズしていますが、見学は誰でもいつでもOKで、無料の館内建築ツアーもあるようです。

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お土産も充実しています。一回のエントランスホールの片隅にはカフェスペースもあるので、軽食も食べられます。無料の館内建物ツアーに参加するとお土産は10%オフになるとか ☆

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この日は各部屋を利用するのに必要なライブラリーカードを作り、目的だったESLクラスの先生がいるという地下のクラスルームを訪ねました。地下フロアーへ行くには別の入り口からになります。

 

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この別館のような造りの地下スペースは、スクールスペースとチルドレンズセンターが入っていて学びメインの空間です。ちょうどレッスンの合間の時間で、先生とゆっくり話ができて、翌週のレッスンから参加してみることに(!)

 

市民には憩いの場。

ツーリストなら、アートなNY観光をしたいという方にとてもお勧めです^^